エマージェンシー タクティカルウエア シリーズ(通称:カラーバージョン)

強度の高いリップストップ織の生地を少々細工して縫製します。

 

リップストップ織は通常、ミリタリーユニフォームである戦闘服(バトルドレスユニフォーム:BDU)に使われていて、生地の切れ目・裂け目が口を開いていくのを防ぐ織生地です。

 

この織を裏面に用い、インナーとの摩擦を低減させる工夫にしています。

 

上下セパレート型となっていて、上着をパンツインとアウトしてお使いいただけます。

 

上着は共通デザインで、通信機用ループ、ベルクロ(マジックテープ)、肩章ベルト、ウエスト絞り、ロールアップ袖、3M製反射帯を使用しています。

 

 

縫製はパイピングエッジ仕上げでしっかりさせてあります。

①レスキューオレンジ&ブラックライダースパンツ

落語家の「桂枝曾丸」さんも着用中ですね。


見栄えのするセパレートスタイルで人気です。

 

この手だけがパンツを乗馬型スタイルにしています。二輪や四輪に乗車しての活動者も多く、バイクや自転車は特に着ている人間を目立たせることで自分自身の安全性も高まるのです。

 

クルマを使う支援物資搬送などの活動者も同じで、着る人を目印にすることで物資を待つ方たちにアピールができるのです。そういう意図のあるカラーリングで作ってみました。

②タクティカルネイビー

このネイビーからレッド、ブルー、オレンジ、イエローのカラーバージョンのパンツはBDU(カーゴ)スタイルになります。

濃紺色ベースの防災服は屋内外兼用で着ていただけます。

しかも活動内容にとらわれないメリットもあり、災害時のみならず平時の防犯活動にも用いられます。

 

皆さんの活動に合わせて収納ポケットとベルクロの利便性を向上させていきましょう


③セーフティブルー

青色は交通や航空といったイメージがあります。白バイ隊もスカイブルーを使うがごとく、屋外で目立つ安全色でもあるんです。

医療系のチームでもこのブルーを用いられており、「コードブルー」という用語もあるくらいです。DMATやDPAD、医療資器材を搬送支援するチームにはこのカラーをお勧めします。

被災地の警戒活動者もこのカラーを希望されています。


④エマージェンシーレッド

赤は危険区域での作業に必須なカラーです。特に屋根に上る作業などに最適で、ブルーシートが張られてもこの赤を着ていれば同化しないということ。

道路の異物排除や泥カキ、家屋や崖へのブルーシート張りといった作業をメイン活動とするチームにはこの色をお勧めしています。


⑤レスキューオレンジ(Vr.1は生産終了)

カラーバージョンでは初となる夏生地と合生地で製作していきます。

デザインレイアウトは夏用・合用ともに同型です。

災害時には必須カラーとなるオレンジは、なんといっても救援者、救助者をはじめ、避難者が集まっている場での目標になります。

このオレンジをチームカラーにしている活動体も多く、地区防災などの役員とスタッフ(住民)にも割り当てている町内会も存在します。




⑥新基準夏生地レスキューオレンジ Vr,1(生産終了)

アジアの山岳救助隊向けにデザインされたモデルで、インナーとのこすれに強い縫製法で仕上げられます。

スタンドカラーは頸動脈の保護にもなり、雨具を着た際の首への負担軽減につながります。

織はカラーバージョン同様のリップストップ裏使いで、パンツのポケットの配置に特徴があります。


⑥’新基準夏生地レスキューオレンジVr,2 マイナーチェンジモデル(蛍光オレンジ)

「新基準生地」を使った夏対応の薄手スタンドカラータイプです。

 

上記写真は第一期モデルで、マイナーチェンジモデルはカラーを蛍光色に、ジャケット背面をフラットに、ベルトループを通常のループ式となっています。



クライシス コマンドスーツ Vr,2

雨カッパや傘に使われるオックスフォードという水に強い素材を使って縫製します。

オックスフォード生地は各国の救助隊のユニフォームにも用いられている素材です。

 

日本では豪雨水害と地震の発生比率も高く、着替えられない期間が長くなることが懸念されます。雨水でも洗濯ができ、乾きの早い素材ということでこの素材で製品化しました。

 

Vr,2は上着の胸ポケットが左右非対象の大きさで、パンツの後部ループは着て寝るときに邪魔となるため外してあります。お尻ポケットもありません。

このデザインは日本のレスキュー服を参考に、邪魔になるポケット類を最小限にした現場作業向けのデザインとなっています。

ポケット類が少ないため収納には機能ベストやタクティカルベストを併用ください。

 

着ると理解されますが、重量が軽いため体への負担は少なく、長時間の救出作業時には有効です。特に地区防災と企業内防災では発生当日から1週間は外作業がメインとなるため、導入のお考えをお持ちだそうです。

 

Vr,1は肩ポケットの位置が高く、これを改善したのがこのVr,2です。

背中に刺しゅうを入れられるよう、オールシーズンタイプの一重仕上げになります。

プロ仕様ということで発表直後に救助犬・検索犬(捜索犬)に導入いただきました。

 

オーダーメイドは10着単位で可能です。10着内のサイズ割り当ては可能です。


⑦'クライシス コマンドスーツ Vr,3

Vr,2に無い後部ベルトループを追加、上着ポケットの左右対象化、お尻ポケットを左右に追加。と平時にも着られるデザインも発表しました。

オーダーメイドは10着単位で可能です。

10着内のサイズ割り当ては可能です。