人材育成の講師のお仕事

民間防災の育成事業としては2方向挙げられます。

一つは「こじんまりしたQCサークル」での勉強会。それと大勢集まる「講演会」です。

お話を聞くだけというやり方は時代遅れで、大勢の方に聞いていただくよりも、直接反応が得られる「QCサークル」の方が、皆さんにもメリットがありますね。

 

そしてもう一つの方向性は、防犯・防災への意欲のある方の発掘です。

方法とすれば「民間防災ショップ」で防犯・防災に使うツールを販売し、購入者を軸に防犯・防災の活動者に導くやり方です。

「物販」を通じて民間防災の名のもとで活動なさる方はかなり多く、防人のタマゴとも言われています。

そしてこの方々が仲間を集め、講習会などを企画していただきお呼びがかかれば私めがお話するという形になります。

 

とかく、禍いを広くご案内しますが、のっけから「災害」=「地震」という方も多く、それこそ「東日本大震災後」は山手の方ですら「津波」となってしまいました。

そういった経緯で興味を抱いていただくことは構いませんが、本来の危機管理一般をご案内するにはなんといっても、お一人お一人の想像や想定が関係してきます。

 

同じ会場に集まる方でも各自の頭の中身、持っている引き出しは厚みも違えば、中の洋服の入れ方も違うということなんです。

 

そういった方々に対応できる方法は、少数で意見の交わせられる「QCサークル」が一番だということで、マンツーマンに近いやり方を推奨しながら、コンスタントに人材を育成させております。

 

そして小ゾーンで行う「想定訓練」。

これはその場の方が全ての人の動きが見えるようにすることで、「このタイミングにはこうなっているからこうしよう」といった勘を養って頂ける仕掛けです。

人が少ない時、人が多いときの違いでも左右されるということから始めましょう。